Scenes of New Habitations

Ja

En

Tw

住むの風景

歩く風景

20251119

2025.12.6 Sat. 歩く風景 朗読パフォーマンス+トーク「旅人のホームランド」

パク・ソルメ, 瀬尾夏美, 朝岡英輔, 温又柔, 柴原聡子

日本、台湾、韓国の女性作家による、旅する思索の記録

「歩く風景」は、人々が絶え間なく移動し、グローバリゼーションにより生活様式や風景が均質化するなかで、個人はどのように土地に愛着を持ち、地域のヒストリーを継承・共有していけるか思索するプロジェクトである。2025年は、瀬尾夏美が釜山を、温又柔が台北を、パク・ソルメが東京と新潟を訪問した。本イベントでは、このリサーチに基づいて創作された3名による自作の朗読パフォーマンス、写真家の朝岡英輔による旅の記録を紹介する。作家同士のクロストークでは翻訳家かつ黒人神学研究者の榎本空を迎え、「旅人のホームランド」をテーマに語らう。

日時|2025年12月6日(土)17:00-19:30(16:30開場、終了後、会場にて20時までミートアップ)

会場|ゴールドウィン本社 1F(〒107-8570 東京都港区北青山3丁目5−6 青朋ビル)Google Map

主催|株式会社soon

助成|公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]

会場・企画協力|株式会社ゴールドウィン「ゴールドウイン フィールドリサーチラボ

2025.12.6 Sat. 歩く風景 朗読パフォーマンス+トーク「旅人のホームランド」

© Eisuke Asaoka

参加方法 *当日券販売決定

一般前売り券|2,970円  ※定員70名、全席自由席
※当日券の有無は、本サイトおよびinstagramで発表します。
チケット購入はこちら(ArtSticker)。
※ご購入期限はイベント前日の12月5日です。

一般当日券および当日精算限定の学割チケットをご用意しました。
一般の方は前売りと同じ2,970円、学生は学生証(高校生以上)のご提示で、2,000円でご参加いただけます。
・現金
または
・クレジットカードのタッチ決済
でご精算いただけます。

ご予約は、InstagramのDMに、お名前と参加人数をお知らせいただけますと幸いです。

登壇者/パフォーマー

温又柔(おん・ゆうじゅう)
1980年、台北市生まれ。両親とも台湾人。幼少期に来日し、東京で成長する。2009年、「好去好来歌」で第33回すばる文学賞佳作を受賞し、作家デビュー。著書に『真ん中の子どもたち』『空港時光』『永遠年軽』『祝宴』『恋恋往時』『煌めくポリフォニー わたしの母語たち』、木村友祐との往復書簡『私とあなたのあいだ——いま、この国で生きるということ』、編著に『李良枝セレクション』など。

瀬尾夏美(せお・なつみ)
1988年東京都生まれ。土地の人びとの言葉と風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。2011年、東日本大震災のボランティアを契機に、映像作家の小森はるかとのユニットで制作を開始。2012年から3年間、岩手県陸前高田市で暮らしながら、対話の場づくりや作品制作を行なう。2015年、宮城県仙台市で土地との協働を通した記録活動をするコレクティブ「NOOK(のおく)」を立ちあげる。現在は江東区で「studio04」を運営しながら、 過去の災禍の記録をリサーチし、それらを活用した表現を模索する協働プロジェクト「カロクリサイクル」も手がける。

パク・ソルメ
小説家。韓国の光州生まれ。出版された長編小説には『ウル』『インターナショナルの夜』『未来散歩練習』などがあり、短編集としては『じゃあ、何を歌うんだ』『冬のまなざし』『影犬は時間の約束を破らない』などがある。日本語に翻訳された著書に『もう死んでいる十二人の女たちと』『未来散歩練習』『影犬は時間の約束を破らない』がある。

コメンテーター
榎本空(えのもと・そら)
文筆家、翻訳家。著書に『それで君の声はどこにあるんだ?』(岩波書店)、『音盤の来歴』(晶文社)。訳書にサイディヤ・ハートマン『母を失うこと─大西洋奴隷航路をたどる旅』(晶文社)、『奔放な生、うつくしい実験――まつろわぬ黒い女たち、クィアでラディカルなものたちの親密な歴史』など。『母を失うこと』で第十回日本翻訳大賞受賞。

モデレーター
柴原聡子(しばはら・さとこ)
早稲田大学大学院(建築学)修了後、クリエイティブ・ディレクターのアシスタント、設計事務所や国立美術館広報を経て、2015年よりフリーランスの編集・執筆・企画・広報として活動。主にアートと建築の分野で、ウェブサイトや書籍等の編集およびプロジェクトのマネジメントを行う。2022年にアートプロジェクト「住むの風景」(newhabtations.com)を立上げ、アーティストや建築家らとともに未来の人間と土地の関係を模索し、表現として伝える活動を行っている。一級建築士。

写真家
朝岡英輔(あさおか・えいすけ)
1980年大阪府生まれ。3才より埼玉県で育つ。中央大学理工学部卒。プログラマー、バンドマン、松濤スタジオ勤務、写真家・藤代冥砂のアシスタントを経て独立。2015年、雑誌SWITCHにて小島ケイタニーラブ、伊藤豊と『歌はどこだ』を連載。2016年、写真集『it’s a cry run.』を上梓。2020年、共著『花冠日乗』(詩:野村喜和夫、音楽:小島ケイタニーラブ、白水社)を発表。2022年に上梓した写真集『over』でTokyo International Foto Award 2023 にてBook/Fine Art 部門 Gold を受賞。パク・ソルメ『未来散歩練習』(白水社)等のカバー写真を担当。

企画協力
ゴールドウイン フィールドリサーチラボ
ゴールドウインのスタッフメンバーを中心に、国内外の様々な共同リサーチャーからなるリサーチラボ&メディア。自分たちのフィールドから外へと歩みを進めるようなリサーチテーマを特集的に設け、そのフィールドの当事者や研究者をはじめ、様々な人と共にリサーチを行う。自分たちの足元を見直し、視野を広げ、現場を知ることの先に、人と社会と自然の関係がより豊かで、公正で、誠実なものになるための知恵や実践を共有できるよう活動する。

2025.12.6 Sat. 歩く風景 朗読パフォーマンス+トーク「旅人のホームランド」

© Eisuke Asaoka

プログラム

・3作家による作品の朗読
・「歩く風景」で行った3作家の旅の報告+朝岡英輔による写真スライドショー
・ゴールドウィンフィールドリサーチラボ「故郷とアイデンティティ」のテーマトーク
・コメンテーターとして榎本空氏を交えた振り返りとディスカッション 

終了後、会場にてミートアップ ※ドリンクをご用意します

2025.12.6 Sat. 歩く風景 朗読パフォーマンス+トーク「旅人のホームランド」

© Eisuke Asaoka